ピロボール外しTa流 ピロボール外しTa流


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市川さんの掲示板等でもいろいろ話題になっている、AZ−1のドアダンパーのピロボール外しですが
先日の大黒OFF2にてプラ板を使った実演を拝見し、感銘を受けて私も挑戦してみました。
当初、なんとか専用工具?を作れないものかと思い、アルミとステンレスの薄板を用意してとりかかったのですが
なんとアルミ板を切断するときのケガキ用にと間に合わせで用意した
安物の精密ドライバー1本だけで取り外せることが判明いたしました。(笑)
案ずるより生むが易しってヤツですか。よって専用工具の制作はいきなり中止と相成りました。

これが今回の主役、精密ドライバー様です。
使用したのは先端の幅が2ミリのマイナスでした。
いや、要するに同じような先端形状をしたものなら
何でもいいんですけど。(^^;

カンのいい人、心得のある人はすでに何をするのかお気づきでしょう。(^^;

あと、ダンパーユニット自体を外したりするのに10ミリと17ミリのスパナが必要です。
ってこれはモノを見ればわかりますよね。(^^;

ピロボールの断面形状図です。
中に「Cリング」が入っており、通常は赤の位置にあって抜けを止めています。
と、いうことは何とかしてリングを青の位置に移動させて固定したまま
抜き取ればいい訳です。

ちなみにダンパーの反対側も、ボールが貫通しているだけで
理屈は同じです。

そこでドライバー様の登場です。
最初にリングの片側を押さえ、戻ってこないように
ボールを引っ張り気味に押し付けながら(変な日本語(^^;)
もう片側を押さえます。(ちょっとコツ要す)

するといともあっけなくボールは外れてくれます。
私は修行の結果(^^; 調子がいいと1個3秒程で外せるようになりました。
(この写真を撮る為に外した時は、おもいきり調子悪かったです。(^^;)
ちなみにドライバーを2本使って、両側を一緒に押さえる方法も試してみましたが
間隙が1本分ギリギリなのと、手は2本しか無いということに気付くまで
そう時間はかかりませんでした。(^^;

ちなみにはめ込むときは何も考えずに押し付けるだけで、パチン!とはまります。
AZ−1のドアに取り付けるときは、先にボールだけ取り付けておいて
最後にダンパー側をはめ込むと、ネジ山をくずしたりする危険もなく安心です。
せっかくの機会ですからボールにグリスを塗布しておきましょう。

穴の中にある銀色の針金状のものがCリングです。
おまえのせいでおまえのせいで。(^^;

Cリングを取り外してみました。
パーツ、道具が勢揃いです。
まあカーテンコールということで。(^^;


※ボールは千分の何ミリと言う非常にシビアな口径差だけで止まっています。
 経年で擦り減っているボールの場合、最悪ボール外れでドアが落ちて来る事も
 ありえますので、再使用は自己責任でお願いします。ちなみに新品を買うと
 一個1,000円弱です。(全部を交換すると8個必要)